
スウェーデンの歯科医院・大学で広く使用されているハイゴフォーミック
排唾ラインに接続してしっかり吸引します
■ 患者さんの口腔内状態に合わせて自由な形にアレンジ可能
■ コイル部分の5 つの穴から効率よく吸引
■ コイル部分が舌や、粘膜を排除
■ 軽量で柔らかく患者負担が少ない
■ 素材は環境に優しいPP( ポリプロピレン) PE( ポリエチレン)を使用
■ 衛生的な単回使用
患者さんの骨格や施術箇所に合わせて形が調節でき
また顎に固定できるので安定した使用が可能
新色追加
ハイゴフォーミックに値段はそのまま!新色追加!
色はピンク、グリーン、ブルー
使用例
ダブルアダプター使用例
評価
従来の金属製の排唾管では、先端が球状に加工されるだけではなく、なかには可動部分を備えたものもあり、使用後にウォッシャー・ディスインフェクターなどで適切に洗浄される場合を除き、前の患者の汚れが完全に除去された保証はない。加えて、これらのものでは長時間にわたり口腔内に応用されると、金属製本体だけではなく、ホースの重さを含めた全重量が先端部分に加わり、口腔底粘膜の疼痛を訴えるといった欠点も見られた。今回紹介するハイゴフォーミックは連続して多量の注水を行う支台歯形成時にはきわめて有用でその先端近くの渦巻き部分は自由に変形することが可能なため、患者に嘔吐反射を起こさせずにもっとも効率良く吸引する形に調節できる。その部分には先端だけではなく、側面にも5か所の小孔が穿たれているために、効果が持続する。また、コの字状の部分を調節して下顎を挟むことで、使用中にその位置がずれることを防いでくれる。そして先端を口腔底に設置することにより舌を排除でき、あるいは頬側に置くことで頬粘膜を排除することが可能となる。また、日本での患者の衛生観念は格段に変わってきており、医療の現場でもわれわれの行動に目を光らせているようになってきた。感染対策には十分に力を注いでいることをアピールするためにも、このようなディスポーザブルの製品を患者の目前で装着し、使用後には廃棄している姿を見せることが、医療現場での真のサービスと言えるのではないであろうか。
ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センター
(東京都千代田区) 院長 小宮山 彌太郎
自由に変形することが可能
ユーザー様の声
ハイゴフォーミック 術者と患者さん双方の快適さを求めて
ファミリア歯科 (神奈川県横浜市)
院長 菅原 孝
ハイゴフォーミックとの出会いは、約 10年前。開業以前にお世話になっていたスウェーデンデンタルセンターである。 予防歯科への意識が高まり、 定期検診も習慣化している現状での必須ツール。コイル状の先端の独特なシェープに驚きを覚えた記憶はいまでも鮮明である。 排唾管には様々な種類があり、以前から使用されているステンレス等の金属性のものの他に、現在は感染予防の考えから ディスポーザブルタイプ(単回使用)の鉄線を含んだポリ塩化ビニル等のものを使用されていることも増えている。それぞれのタイプで利点欠点はあると思うが、 ハイゴフォーミックは、ディスポーザブルタイプ(単回使用)でポリプロピレン・ ポリエチレンを用いており、ディスポーザブルタイプの中でも約4グラムと非常に軽量で柔らかく細い形状(直径4mm 程度)のため長時間口腔内に使用しても痛みや不快感がでにくいことは利点のひとつである。その軽さや装着感については、ご自身の口腔内で試用していただくと百聞は一見にしかずである。
日常診療において使用頻度の高い超音波 スケーラーやタービンを用いる際、多量の注水を行うため随時吸引と舌と頬粘膜 の排除が必要になるが、ハイゴフォーミックは従来品には見られないコイル状の先 端に排唾のための5つの小孔があいており、また口腔内の状況や治療内容にあわせ様々な形に調整が可能なため、排唾のみでなく舌や頬粘膜の排除にも使用でき、 ミラーを使用した診療が可能になるため、 一人でも非常に効率的な診療が可能となる。
メンテナンスの質を高めるために ハイゴフォーミックの有効利用
有田歯科医院 (東京都新宿区)
歯科衛生士スタディグループ 奥山会主宰 歯科衛生士 奥山 洋実
歯科衛生士の使命は大きく分けて二つあると考えています。1つは患者さんへの健康情報を伝え患者さんの健康観を高めること。もう1つは的確にできるだけ侵襲無く快適な施術を行って口腔環境を改善することです。超音波スケーラーなど注水があるものに関してはバキュームを使う方も多いようですが、患者さんへの負担が少ないことや施術しやすいことから私は排唾管ハイゴフォーミックを使用しています。 私は患者さんの右側にハイゴフォーミックをかけ、少し曲げて安定させるようにしています。施術中に途中でかけなおす必要もありませんし、穴が複数開いているため吸水が一点に集中せず頬粘膜を吸ってしまうこともありません。水がのどにたまることがつらい患者さんや嘔吐反射がある患者さんは少し顔を右に向いていただくと楽なようです。ディスポであることも感染予防対策として望ましいと言えます。
(Dental World36号,p.15)